VOL
COMBINATION CIRCUIT / v0
命題 · Proposition

全ての組み合わせを生成しても、
価値は判定側にしか無い。

有限個の観測を通す式は、ラグランジュ補間によって常に存在する。だから組み合わせの生成は情報量ゼロであり、 こじつけが可能かどうかではなく、こじつけしかできないのが標準状態である。 この装置の存在理由は生成にはひとつも無く、100% が判定器の側にある。 以下は、その判定器が実行可能かどうかを動かして確かめるための計器である。

STEP: TBD親: STEP 1885 装置マップ状態: 仕様凍結案2026-09-18
§1

組み合わせ空間と判定器のシミュレーター

粒度を動かすと対の数が爆発し、機械ゲートの却下率を動かすと生存候補が変わる。 本質的な制約は「全数に人間判定を付けられるか」で、それが取れない粒度では機械ゲートの偽陰性が永遠に測れない。 組み紐較正と同じ論理である。

台集合 / 対の空間
総対数 C(N,2)
2,080
3つ組 C(N,3)
43,680
機械ゲート通過
312
全数 ground truth 取得
17.3
時間(人間判定)
制御INPUT
大区分 11中区分 65小区分 306式 ~3000
0%(ゲート無効)100%(全却下)
5 秒/対300 秒/対
1 h12 h
ゲート後の人間判定 所要
日(1日の作業時間ベース)
compose baseline(LLM 1回 = 100候補)との比
事前登録した予測:通過 < 100 対
v0 予測との照合
なぜ中区分 65 なのか。 粒度スライダーを小区分 306 に動かすと、全数 ground truth の取得時間が実用範囲を超える。 偽陰性が測れない装置は較正できず、却下率の数字も信用できない。 全数を人間が目視できる最大の粒度が 65 であり、これが v0 の台集合選択の唯一の根拠である。
§2

分類の軸 — 式の 9 型

式を分野で数えると際限がない。「=(や→、⊢)が何を主張しているか」で分けると、驚くほど少数に収束する。 型をクリックすると、その型で使える機械ゲートと却下率の上限がシミュレーターに反映される。

連結子何を主張するか反証可能性機械ゲート
§3

実際の数 — 分類体系は目的関数を持つ

「学問はいくつあるか」に正解は無い。数は知識の性質ではなく分類体系の性質である。 これらが数えているのは認識の対象でも方法でもなく、制度の単位——審査委員会を編成できる粒度、図書館の棚の数である。

分類体系最上位中間最小単位
科研費 審査区分表(日本)大区分 11中区分 65小区分 306
OECD FOS 20076 大分野約 40 下位分野
UNESCO ISCED-F 20131129約 80
Scopus ASJC427 主題領域300 超
日本十進分類法(NDC)10 類100 綱1000 目
台集合の恣意性はゼロ、ただしバイアスは残る。 中区分は既存の公的分類であり、要素の取捨選択を誰も行っていない。 一方で審査区分表そのものは日本の研究予算配分の制度的粒度であって、知識の自然な関節ではない。結果の解釈時に必ず併記する。
§4

prior-art audit — 判定

新機構を「新規」と名乗る前に、既存 tool を順に compose した prototype との差分を明示する(Pattern 5 予防)。 audit の結果、構成要素のうち 2 つは既存研究が完全にカバーしている。

構成要素判定根拠
概念の全対を生成するKILLSwanson 1986 が完全カバー、40 年の蓄積(ARROWSMITH)
LLM に仮説を生成させ評価するKILL2025–2026 に複数の実装とベンチマーク(Co-Scientist / HeurekaBench)
reject に座標を付けて「なぜ落ちたか」を機械可読にするSURVIVE 候補既存ベンチマークの verdict は定義上の値であり、外部 ground truth に対して較正されていない(値域が 2 値か実数値かは争点ではない)
SURVIVE は「候補」であって「新規」ではない。 compose baseline(台集合を LLM に 1 回渡して有望な対を 100 個挙げさせる)を通過するまで、新規性を名乗らない。 また LBD の 40 年の中心的未解決問題が「B-list が巨大すぎて順位付けできない=偽陽性の洪水」であることは、 問題選択が正しいことの証拠であって、解けたことの証拠ではない。
§5

規模 — 粒度の選択が成否を直接決める

粒度要素数対の数3つ組全数人間判定
科研費 大区分1155165容易
科研費 中区分 ← v0 採用652,08043,680可能
科研費 小区分30646,6654,728,720困難
式レベル(数千規模)~3,0004,498,500約 45 億実行不能
§6

配線案 — 端子 A〜G

これは新装置ではない。既存装置(修正機器の reject 正規化、停止条件較正)を配線する回路である。 §1 のスライダーが、そのまま下の流量に反映される。

端子配線 / 流量
通過 端子 C reject(機械ゲート) 端子 E reject(人間判定) v0 不使用
端子機能既存の充当先v0
A台集合の確定と正規化新規(軽い)仕様凍結
B対の生成(seed 固定・決定的規則・裁量ゼロ)STEP 1886 の instance 選択規則を流用仕様凍結
C安価な機械ゲート → reject 座標付き修正機器の reject 正規化がそのまま使える仕様凍結
Dprior art 衝突検出新規(Pattern 5 の装置化)C に吸収
E生存候補の人間 / Claude 判定藤本さん + Claude仕様凍結
F停止条件(「出ない」を「無い」と読む閾値)braid-stopping-calibration が直結v0 不使用
G記録・統合STEP / claim ledger仕様凍結
端子 D を C に吸収した理由。 prior art 衝突検出は本質的に C3(命名済み融合分野)・C4(文献共起)と同一の操作であり、 別端子にすると同じ判定を二重に数えて却下率の分母が壊れる。

端子 F を v0 で使わない理由。 停止条件較正が go 待ちで未着地のため、そこに依存を作るとこの回路が道連れになる(Load-bearing invention #5)。
台帳 — 本ページに載っていないもの

本ページが運ぶのは命題の面だけである。以下は仕様書側にしか無い: reject 座標 schema / 反証条件 (a)〜(e) / 較正 stance none_by_design_v0 / ゲート規則 C1〜C4 の中身 / 未決事項 5 件 / land 手順。

本ページの却下率は較正無しの数字である(v0 の較正は粒度制約により実施不能)。 但し書き無しで数値を引用しないこと — Pattern L の再発経路。

→ 組み合わせ回路 仕様 v0(凍結案)を開く