# 組み合わせ回路 仕様 v0（凍結案）

**STEP**: TBD（`scripts/claim-step.ts --slug combination-circuit` で採番。Claude 側からの prospective claim は行わない）
**起草日**: 2026-09-18
**位置づけ**: STEP 1885 proof-pipeline-device-map への追加ピン群
**状態**: 凍結案（藤本さんの approve 前）。実装は本仕様の凍結後、別 STEP。

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## §0 claim scope と新規性の扱い

### §0.1 本回路が主張すること

本回路は **新規装置ではない**。既存装置（[[repair-device]] の reject 正規化、[[braid-stopping-calibration]] の停止条件）を配線し、その下流に判定対象を供給する **回路** である。

主張は以下の 1 点に限定する:

> 分野対の候補集合に対し、安価な機械ゲートがどの程度の却下率を達成するかを、ground truth 付きで実測する。

### §0.2 本回路が主張しないこと（恒久禁止）

prior-art audit（2026-09-18 実施）により、以下の 3 系統の novelty 主張を恒久禁止する。

| 禁止する主張 | 先行研究 |
|---|---|
| 「概念の全対を生成して未発見の接続を探す」機構の新規性 | Swanson, literature-based discovery (1986–)、ARROWSMITH |
| 「概念ネットワーク上の link prediction で将来の研究接続を予測する」新規性 | Krenn & Zeilinger, PNAS 117:1910 (2020) |
| 「LLM に仮説を生成させて評価する」枠組みの新規性 | AI co-scientist (Nature, 2026)、HeurekaBench (ICLR 2026)、ProjectionBench |

差分候補として残るのは **reject に座標を付ける部分のみ**。根拠は「既存ベンチマークの verdict は**定義上の値**であり、**外部 ground truth に対して較正されていない**」点であって、値域が 2 値か実数値かではない。ただしこれは候補であり、§6 の compose baseline を通過するまで「新規」と名乗らない。

> **2026-09-18 訂正。** 当初の根拠は「既存ベンチマークは当否の 2 値」と書いていたが、これは反証可能であった。量的コアルゲブラの文献（Kantorovich / Wasserstein 持ち上げ、behavioural metrics、van Breugel & Worrell の ε 近似）には実数値の verdict が多数存在する。
> 生き残る区別は値域の広さではなく、**verdict が定義上の値か、外部の真理に対して較正された値か**である。ε は厳密に定義された数学的対象への数値近似誤差であって、経験的誤り率ではない。主張は弱くなるが、反証条件が明確になる。

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## §1 台集合

### §1.1 定義

科学研究費助成事業 審査区分表の **中区分 65 個**。

出典: 令和 5 年度助成に係る審査より適用の審査区分表（大区分 11 / 中区分 65 / 小区分 306）。

### §1.2 粒度選択の根拠

全数（2,080 対）を人間が目視できる **最大の粒度**であること。これにより機械ゲートの偽陰性が ground truth 付きで実測できる。組み紐較正と同一の論理。

より細かい粒度（小区分 306 = 46,665 対）では全数の人間判定が不可能で、偽陰性が測れない。

### §1.3 正規化規則

- 中区分の ID・名称を審査区分表の表記のまま使用し、改変しない
- 台集合は凍結時点の版で固定し、区分表の改正があっても v0 の実行中は追随しない（追随は別 STEP）
- 台集合ファイルは SHA256 を manifest に記録

### §1.4 台集合選択の恣意性について

中区分は既存の公的分類であり、Claude・藤本さんのいずれも要素の取捨選択を行っていない。この点で台集合の恣意性はゼロである。

ただし **審査区分表そのものが持つバイアス**（日本の研究予算配分の制度的粒度であり、知識の自然な関節ではない）は残る。結果の解釈時に必ず併記する。

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## §2 対の生成

### §2.1 生成規則

- 全数生成: C(65, 2) = **2,080 対**
- 順序なし（{X, Y} と {Y, X} は同一）
- 自己対（X = X）は生成しない
- 抽出・標本化は行わない。**選択という行為自体が存在しない**

### §2.2 裁量の排除

全数生成のため、seed も選択規則も不要。これは STEP 1886 の「N_small ≤ 10 は全数取得」規則の拡張適用にあたる。

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## §3 端子定義

| 端子 | 機能 | 実装元 | v0 での状態 |
|---|---|---|---|
| **A** | 台集合の確定・正規化・manifest freeze | 新規（軽微） | 仕様凍結 |
| **B** | 対の全数生成 | 新規（軽微） | 仕様凍結 |
| **C** | 安価な機械ゲート → reject 座標付与 | 修正機器の reject 正規化 | 仕様凍結・実装は別 STEP |
| **D** | prior art 衝突検出 | 新規 | **端子 C に統合**（§3.2 参照） |
| **E** | 生存候補の人間 / Claude 判定 | 藤本さん + Claude | 仕様凍結 |
| **F** | 停止条件 | braid-stopping-calibration | **v0 では不使用**（§8.2 参照） |
| **G** | 記録・統合 | STEP / claim ledger | 仕様凍結 |

### §3.1 端子 C のゲート規則

中区分粒度では次元ゲート（物理式の単位整合）が使えないため、以下の 4 規則を用いる。

| 規則 ID | 内容 | 判定 |
|---|---|---|
| **C1** | 同一区分 | 自明 reject（§2.1 で既に排除、規則としては保持） |
| **C2** | 同一大区分内の上下関係・強い包含 | reject（「組み合わせ」でなく「細分化」） |
| **C3** | 命名済みの融合分野が既に存在する | reject（新規接続でない） |
| **C4** | 文献共起頻度が閾値超（Swanson の disjoint 条件の実装） | reject（既接続） |

**C4 が主ゲート**である。Swanson の ABC モデルは「A と C が互いに引用しない」ことを要求する。共起頻度による却下はその機械的実装であり、新規性を主張しない（§0.2）。

### §3.2 端子 D を C に統合する理由

prior art 衝突検出（D）は、本質的に C3・C4 と同一の操作である。別端子として立てると同じ判定を二重に数えることになり、却下率の分母が壊れる。よって D は独立端子とせず、C3・C4 として C に収容する。

装置マップ上では「D は C に吸収」と明記する。

### §3.3 閾値の凍結

C4 の共起頻度閾値は、**初回 run 前に凍結し、run 後に改訂しない**。閾値の値と、その決定に用いた根拠は manifest に記録する。

（修正機器 §9 の「閾値と item mix は同一 commit で凍結し初回 run 後は改訂しない」と同一の discipline）

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## §4 reject 座標 schema

修正機器の (axis, locus, rule) 形式に準拠する。

```
Reject {
  pair_id:        string        // {X_id, Y_id} の canonical form
  axis:           enum          // "C" | "E"（D は C に統合）
  locus:          enum          // "X" | "Y" | "relation"
  rule:           string        // "C2" | "C3" | "C4" | "E-<judgment_id>"
  evidence:       object        // 規則ごとに定義（C4 なら共起件数と出典）
  raw_text:       string        // 必須。座標化できなかった情報の逃がし先
}
```

### §4.1 座標化不能の扱い

修正機器 D4 に準拠し、2 系統を分離する。

- `unlocalizable_count`: (axis, locus, rule) に落とせない断片
- `unroutable_count`: 契約違反（規則が判定を返さない等）。**> 0 の run は status = device_failure とし、主要指標を withhold**

### §4.2 端子 E の判定記録

人間 / Claude 判定は以下を必ず分離して記録する。

- 判定者（藤本さん / Claude / 両者一致 / 両者不一致）
- 不一致の場合は両方の verdict を保持し、統合しない

**判定者間の不一致率そのものが v0 の主要な出力の 1 つ**である（組み紐較正で二重独立経路の verdict 不一致を故障検出に使う論理と同じ）。

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## §5 較正セット

### §5.1 v0 では実施不能

既知の LBD 発見（魚油×レイノー病 1986、マグネシウム×片頭痛 1988）を retrospective に通す較正を予定していたが、**中区分粒度では表現不能**である。両者とも医学系の同一中区分に落ち、対として立たない。

### §5.2 決定

- v0 の較正 stance = **`none_by_design_v0`**（manifest に記録）
- 較正は粒度を下げた別 STEP で行う
- v0 の結果を「較正済み」と記述することを禁止する

（CM-0 v0.6 の `calibration_stance: none_by_design_v0.6` と同一の扱い）

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## §6 compose baseline

### §6.1 対照群

> 中区分 65 の一覧を LLM に 1 回渡し、「未接続で有望な対を 100 個挙げよ」と指示した出力。

### §6.2 比較指標

| 指標 | 回路側 | baseline 側 |
|---|---|---|
| 総所要時間 | 端子 A〜E の合計 | 1 回の推論 |
| 端子 E に到達した候補数 | 実測 | 100（固定） |
| 端子 E 通過候補の人間評価スコア | 実測 | 実測 |
| reject の座標化率 | 実測 | **0**（baseline は reject を返さない） |

### §6.3 判定

**回路が baseline に対して、座標化率を除くいずれの指標でも優位を示せない場合、回路は不要と結論する。**

座標化率のみの優位は「回路の存在理由」としては弱い。座標化が後続の判定コストを下げることを示して初めて優位となる。この検証は v0 の範囲外（別 STEP）。

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## §7 事前登録する反証条件

初回 run 前に凍結。以下のいずれかが成立した場合、該当する主張を撤回する。

| ID | 条件 | 撤回対象 |
|---|---|---|
| **(a)** | 端子 C が 2,080 対の 30% 未満しか却下できない | 「安価な機械ゲートが有効」の主張 |
| **(b)** | 端子 C の偽陰性率（人間が「既接続」と判定したものを C が通した率）が 20% 超 | ゲート規則 C2–C4 の妥当性 |
| **(c)** | 端子 E までの総コストが compose baseline を上回る | 回路の存在理由 |
| **(d)** | `unroutable_count > 0` | 当該 run 全体（device_failure） |
| **(e)** | 藤本さんと Claude の判定不一致率が 40% 超 | 端子 E の判定基準そのもの |

### §7.1 事前登録する予測

中区分は粗い粒度であるため、大半の対は既に何らかの形で接続されている可能性が高い。

**予測: 端子 C を通過する対は 2,080 中 100 対未満（5% 未満）。**

この予測が当たった場合、結論は「中区分は粒度が粗すぎた」となる。**これは失敗ではなく、小区分へ降りる根拠を与える有効な測定結果である。** v0 の成功条件にこの予測の当否を含めない。

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## §8 凍結範囲と未決事項

### §8.1 本仕様が凍結するもの

§1 台集合 / §2 生成規則 / §3 端子定義とゲート規則 / §4 reject schema / §5 較正 stance / §6 baseline / §7 反証条件と予測

### §8.2 v0 で意図的に不使用とするもの

| 項目 | 理由 |
|---|---|
| 端子 F（停止条件） | braid-stopping-calibration が藤本さんの go 待ちで未着地。依存を作らない（Load-bearing invention #5） |
| 較正セット | §5.1 の粒度制約 |
| 小区分 306 への拡張 | v0 の結果を見てから |
| 3 つ組（ABC モデル本来の形） | 43,680 通りで全数人間判定が不可能 |

### §8.3 未決事項（実装 STEP へ送る）

1. C4 の共起データ源（OpenAlex / Semantic Scholar / 手作業シード）
2. C4 の閾値の具体値と決定手続き
3. C3 の「命名済み融合分野」リストの出典
4. 端子 E の判定基準文（藤本さんと Claude が同じ基準で判定するための文言）
5. 配置先 tab と sidecar パス

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## §9 land 手順

1. 本仕様を藤本さんが review・approve
2. `scripts/claim-step.ts --slug combination-circuit` で STEP 採番（**Claude 側からは採番しない** / CLAUDE.md 3 永久原則 A）
3. sidecar に配置（shared tree へは explicit go の後）
4. STEP 1885 装置マップに「追加ピン群、D は C に吸収」を追記
5. 実装は別 STEP・別 claim

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## §10 関連 arc

- [[proof-pipeline-device-map]] — 本回路の親。7 ピンへの追加
- [[repair-device]] — 端子 C の reject 正規化の実装元。本回路は修正機器の下流応用先となる
- [[braid-stopping-calibration]] — 端子 F の実装元。v0 では不使用
- [[coupling-meter]] — 「仕様を固めてから最小実装」の進め方の前例
- [[verdict-device-type]] — **同じ空き地を主張している。** 適用05 §6 が「量的コアルゲブラは verdict に測定された誤り率も較正も一度も付けていない」と独立に到達しており、本回路 §0.1 の SURVIVE 候補と対象が重なる。**両者を別々の発見として二重に数えないこと**（端子 D を C に吸収したのと同型の分母破壊）。ただし当該 arc は現在 draft v0「各判定は要再audit」であり、2026-09-18 に適用05 §5.3 の witness 誤りが1件見つかっている。**公開ページ本体から本 arc への相互リンクは、判定器の型が draft v0 を抜けてから**（Load-bearing invention #5、端子 F と同じ理由）

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## 付録 A: prior-art audit の出典

- Swanson, D. R. — literature-based discovery / undiscovered public knowledge (1986–)、ARROWSMITH システム
- Krenn, M. & Zeilinger, A. "Predicting research trends with semantic and neural networks with an application in quantum physics." *PNAS* 117(4):1910–1916 (2020)
- "Accelerating scientific discovery with Co-Scientist." *Nature* (2026)
- HeurekaBench: A Benchmarking Framework for AI Co-Scientist. ICLR (2026)
- ProjectionBench: Evaluating Scientific Hypothesis Generation in LLMs Under Progressive Information Disclosure. arXiv:2605.30284

## 付録 B: 台集合の規模（参考）

| 粒度 | 要素数 | 対 | 3 つ組 |
|---|---|---|---|
| 大区分 | 11 | 55 | 165 |
| **中区分（v0 採用）** | **65** | **2,080** | 43,680 |
| 小区分 | 306 | 46,665 | 4,728,720 |
