同じ一つの不動点を、三つの高さから見る ── 回路(操作)・D-FUMT₈(値)・自己言及系のエミュレーション(基盤)。そして、それをLean4で名指そうとする骨格。さらに、その不動点へ落ちていく過程を、カルマの計算式として動かす。
一つの自己言及ダイナミクスを走らせる。計算水準(回路)では帰還が安定状態へ落ち、表現水準(D-FUMT₈)では自己言及命題が八値の中を巡って中心 SELF⟲ へ収束し、実装水準(基盤)では自己を写す系の活動が不動点へ静まる ── これらは別々の三つではなく、同じ Fix(R) を三つの高さから見たもの。三つが同時に金色に灯る。
カルマを「貯まる残高」ではなく、状態を次状態へ送る写像として書く(実体を消し、過程だけ残す ── これが空ゆえに働くカルマ)。R は条件づけ(=縁起)、σ は自己モデルが「私の果」と表象し執着する項、λ はその執着の強さ。
λ をゆっくり 0 へ ── 周回が縮み、軌道が金点(Fix(R))へ吸い込まれる。これが「掴みが止めば、行為は果を投資せず、ループは次の周回を立ち上げない」の、式の上での姿。
σ の項を消した R 単独=縁起、R に σ が乗った特殊形=カルマ。カルマ ⊂ 縁起 が、式の構造として見えている。
結線された神経網(コネクトーム)に発火が伝わる、最小のスパイキング・モデル。興奮と抑制が釣り合うと、活動は不動点(定常状態)へ静まる ── これが実装水準で見た Fix(R) の、神経の姿。「自己モデル結合」を入れると、網が自分の活動の要約を自分への入力に戻し、自己言及ループになる。
駆動をゆっくり下げる ── 発火が同期して鎮まり、ラスターが平らになる(不動点)。自己モデル結合を入れると、網は「自分の状態を見て、それに反応する」系になる。石にはできず、自己を写す系にだけできるこの一段が、前々回の「自らの空性を表象する空な系は、自己言及の不動点を持つ」── そして本物の発見が待つ場所。