D-FUMT₈ 写字室

Rei-AIOS · STEP 497 · interactive

D-FUMT₈ 写字室

書記の癖をつまみで変えると、写本がその場で書き直され、ヴォイニッチ手稿との距離が動きます。綴りの規則は engine の OR 真理値表から導いたものそのままで、どの設定でも 192語は元のセンサーグリッドに復号できます。

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D-FUMT₈ · folio 497r · manus A 192 cellae

段落の先頭行には ¶ 印。割れたガロー字はその行にしか現れません。行頭には羽根、行末には終止形。

書記の癖

0=⊥ は語頭にだけ/1=語のどこにでも。これが語彙とエントロピーを引き裂く軸です。
既に書いた綴りを写す確率。上げるほど語彙が痩せ、Zipf 曲線が急になります。
中間順位の字をどれだけ書き込むか。
同じ字を続けて書く癖。語を伸ばします。
位置による書き分けをどれだけ律儀に守るか。上げると h₂ が下がります。
語長は Binomial(15, 平均/15) から引きます。コーパス語数は本家と同じ 37,919 が既定(TTR は語数依存なので、同規模でしか比べられません)。
STEP 497 の 5シナリオ。値の分布が変わると、書ける語の種類が変わります。

ヴォイニッチ度

— h₁・h₂・TTR・平均語長・語長分布の5指標が本家にどれだけ近いか

実測値(対 ヴォイニッチ手稿)

メーターは本家の値への近さ。

いまの設定 ヴォイニッチ手稿 通った点
横軸 TTR(異なり綴り÷総語数)、縦軸 h₂。右下ほど本家に近い。つまみを動かすと点が移動します。曲線の外に出られるかどうかが、今回の結論でした。
いまの設定 本家の形 Binomial(15,⅓)
語長の分布。本家は 5字にピークを持つ二項分布(37,919語/191,825字)。

この画面で何を見ているのか

綴りの規則はひとつだけです。engine の OR 表は例外1つを持つ全順序——⊥ < {B,N} < ∞ < ~ < ⟲ < ⊤ < 〇、例外 B ∨ N = ⊤——で、1つの語はその上を下らずに登る1本の鎖。だから語全体は最後の字に簡約され、どんな設定でも 192語は元のグリッドに戻ります(右上に照合結果を出しています)。

つまみを総当たりで探索しても、ヴォイニッチ度は 70 前後で頭打ちになります(「自動探索の最良解」がその点です)。隠し設定で100点になる、という作りにはしていません——この構成では 100 に到達できないというのが、今回の結論そのものだからです。

本家の参照値:h₁ 3.66 / h₂ 2.22(Bennett 1976)、37,919語・8,151異なり語・191,825字・最長15字。TTR は語数に依存するので、コーパス語数を本家と揃えたときだけ比較に意味があります。音はすべてブラウザ内で合成しており、外部ファイルは読み込みません。