1935 年のブラウ表現は、絡まった組み紐を「数の表」に翻訳する装置です。異なる組み紐を必ず違う表に送れるか(忠実か)は、n = 4 本の場合だけ 90 年間わからないままでした。紐を引っ張って、ほどいて、行列がどう動くかを手で確かめてください。
査読前プレプリント V. Bharathram, J. S. Birman, T. E. Brendle, The Burau representation of the braid group is faithful for n = 4, arXiv:2607.05283(2026-07-06, math.GT)
ハンドル簡約は、組み紐として等しい語への書き換えを繰り返します。空語になれば自明(ほどける)、ハンドルが尽きても残れば非自明。「ほどく」はこの書き換えを一手ずつ盤面で再生します。
ランダムな語の Burau 行列が単位行列になり、しかも組み紐として非自明ならば、それが「表現が見落とした組み紐」=核元です。
ブラウ表現 βn : Bn → GLn−1(ℤ[t,t−1]) が単射(=忠実)かどうかは、本数 n で答えが変わります。残っていた n = 4 が 2026 年 7 月に決着し、地図が閉じました。